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薔薇のしげみ
2018-01-24 Wed 13:10





大島弓子さんのバナナプレッドのプディングより
(文章はアレンジしてあります。)
(ネタバレあります。)



それは、薔薇の枝が板べいをたたく音だったのだけど

夜寝ようとすると、静けさの中で

妙にその音は訴えかけるようで・・・

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わたしは気になって、コートをあるたけ着込み

朝明けるのを待って

しげみの中にはいってみたのね

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続きは、たたみます。








トン カリリ・・・

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トン カリリ・・・

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トン カリリ・・・

トン カリリ・・・

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時はたって、昼がすぎ、ゆうがたになり

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しんしんひえて・・・

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手足もひえて

なんだかへんになってきたころに

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わたしにやっと、彼らのことばが通じたのよ

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『ありがとう さみしかったんだ』

『ありがとう うれしかったよ』

しげみがはっきりそういったのを

わたしは聞いた

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大島弓子さんの漫画の中には、
ところどころに、詩が登場します。

大島弓子さんの淡いタッチの絵に、
その繊細な詩がとっても良く合っていて、
しばらくその情景にひたります。


バナナブレッドのプディングを読み始め、
最初は、衣良ちゃんのちょっと変わった言動がおもしろくて、
笑っていたのですが、読んでいる内に、
いや、衣良ちゃんは真剣で、深刻なんだと思い始め、
笑ってる場合ではないと思ってきます。


薔薇のしげみの言葉が通じた後、
衣良ちゃんは、何度かそのしげみに行って、
一日中しげみの言葉に耳をかたむけます。

そして、それが雪の降る真冬だったため、
肺炎にかかり、お母さんにしかられます。
お母さんには、衣良ちゃんのそういった言動が、
さっぱり理解できなくて、我が子が心配で、心配で、
泣いて、泣いて、病院に診てもらいましょうと言います。

何をしても両親を落胆させてしまう自分。
そして、仲良しの姉が明日結婚して、
離れて行ってしまう。

夜一人でトイレに行かなければならなくなるのも、
もちろんホントにこわいのですが、
たった一人の理解者の姉が、
自分のそばからいなくなってしまうのが、
こわくて、こわくて仕方ないのです。


『きょうは明日の前日だから、
こわくて、こわくてしかたないのですわ。』


衣良の理想の男性像が、
世の中に後ろめたさを感じている男色家の男性なのは、
その男性と偽装結婚をして、カモフラージュし、
自分がその男色家が世間から隠れるためのカーテンになってあげたい。
そのためでした。

誰かの役に立ちたい。
自分がするべき事を見つけたい。
自分の居場所が欲しい。

お話の中には、とっても奇想天外に感じる部分もあり、
え?え?ちょ、ちょっと待って・・・ってなるところもあるのですが、
よくよく考えてみると、実際起こりうる事でもあるとも思うのです。

私は、お話全部は理解できませんが、
読んだ後、なんだか不思議な気持ちが心に残ります。


(出演者:D.I.M Happy Larina 青梅扮する 衣良)



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